冬は寒さと乾燥によって菌達が動きやすくなるので、たくさんの感染症が発症しやすい時期です。
感染しないようにするためには感染する経路を断つことが大切だと言われています。
では、具体的にはどうしたらいいのでしょうか?
今回は看護師ママである私が今、ママ達におすすめしたい感染対策をお話します。参考にして頂けると嬉しいです。
感染する主な経路
①空気感染
空気中の飛沫を吸い込むことによって感染します。
②飛沫感染
咳やくしゃみなどの飛沫を吸い込むことによって感染します。
③接触感染
菌がついたもの、例えばドアの取っ手や食器などを触った手で目や鼻、口などを触ることで感染します。
感染経路はウィルスによって様々です。
例えば、コロナウィルスは空気感染、飛沫感染、接触感染、インフルエンザでは飛沫感染、接触感染すると言われています。
実際の感染対策
感染しないようにするには感染経路を断つことが大切ですが家の中での対策は難しいですよね。
そうなると、感染対策で大切なことはウィルスを家の中に持ち込まないということです。
そこで、ウィルスを家に持ち込まないためにできる感染症対策を考えていきましょう。
手洗い
感染対策には手洗いが効果的だと言われています。家に帰った時、ご飯を食べる前などこまめな手洗いが大切です。
衣服を着替える
外から帰った時はできればすぐ入浴するか、入浴が難しい場合は着替えることをおすすめします。衣服にもウィルスや菌はついており、ついた後、しばらくは生きているからです。
消毒
消毒とはウィルスや菌を無毒化することです。菌が全てなくなることではないので注意して下さいね。
コロナウィルスの場合はアルコール消毒が有効だと言われています。そのため、手洗いが難しい場合はアルコール消毒が有効です。
ただし、ウィルスや菌の中にはアルコール消毒では効かないものがあります。
代表的なウィルスがノロウィルスです。ノロウィルスはアルコールは効きにくく、次亜塩素ナトリウムが効果的だと言われています。
このように1種類の消毒薬では不十分な場合もあるので、手洗いができる時は手洗いをしましょう。
また、ウィルスや菌は手だけではなく、ものにも付いています。例えば、スマートフォンやペンなどです。そのため、これらもウェットティッシュなどを使って消毒しています。
消毒薬は現在、種類がたくさんありますので、その薬の説明書をしっかり読んで、正しく使って下さいね。
その他に気をつけたいこと
■換気
寒い時はせっかく暖めた室内が寒くなるので窓をあけたくないですよね。でも、換気はとても大切です。
私は子どもと動いて少し暑く感じた時、昼間の日差しがあって暖かい時など寒くならないタイミングで換気を行っています。
また、換気扇や暖房器具を上手に使うと室温を下げずに換気をすることも可能ですよ。
■乾燥
感染を防ぐには湿度を50~60%に保つことが大切だと言われています。
ウィルスや菌は乾燥すると活動してしまうので、加湿器などを使用して適度な湿度を保つことが大切です。
また、部屋だけではなく、喉も乾燥させないように潤すことも効果的だと言われています。
冬は夏のように暑くないので忘れがちになりますが、こまめに水分をとることも大事です。
■清潔、不潔を意識する
私は看護師時代の癖が抜けずに、清潔、不潔をいつも気にしています。
自分が家に帰ってから手を洗う前に無意識で触っているものはありませんか?
子どものオムツをかえた手で無意識に触っているものはありませんか?
意外と無意識のうちにしていることも多いです。今、自分の手が清潔なのか不潔なのか、少し意識してみるだけでも感染対策につながると思っています。
この他にも感染対策はたくさんあります。もっと詳しく知りたい方は厚生労働省のホームページも合わせてご覧下さい。
感染対策に役立つ便利なもの
ここからは感染対策に役立つ便利なものをご紹介しますね。
空気清浄機
空気清浄機もたくさんの機能をもったものがあります。加湿や除湿が一緒にできたり、除菌機能があったりと様々です。
換気不足を補うにはHEPAフィルタ(高性能エアフィルター)がついた空気清浄機が有効と言われています。
値段や大きさも様々ですので、使用目的、予算や自分の家の広さにあったものを探されるといいですね
加湿器
加湿器を選ぶ際はお手入れしやすいものがおすすめです。
お手入れがきちんとできないとカビなどが発生し、それがかえって体に悪影響を及ぼすこともあります。
加湿器も今は色々な機能を持ったものがあり、値段や大きさも様々です。
ビニール手袋・エプロン
これはもし、お子さんがロタウィルスやノロウィルスにかかった場合に役立ちます。
お子さんがそれらにかかった時に気をつけないといけないことはオムツや排便、嘔吐したものなどの処理方法です。
汚物や汚染された衣服などに触れ、その手で口や鼻、目などを触ると感染するので、ビニール手袋やビニールエプロンで自分の身を守る必要があります。
特に小さなお子さんがいるママはいつかかるかは分からないため、あらかじめ家に準備しておくといざという時に便利です。
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おすすめの感染対策まとめ
感染対策には日頃の心がけが大切だと思います。
規則正しい生活、栄養バランスを考えた食事などで免疫力をあげること、そして、普段の自分を知っておくことも必要です。
自分の平熱、疲れ具合、体調などを知っていますか?自分の体を知っていれば、体調に合わせて活動ができますよね。特に毎日が忙しいママは自分の体のことを忘れている方が多いです。
ママ達にはまず、自分の体を知って欲しいと私は思います。
アラフォーママライター しゃお
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